車両感覚なし人間がなんとか自動車免許とった話
はじめに
私はATで教習所を卒業するまでに、予定の2倍以上の時間がかかってしまいました。MTからATに変更したり、狭路通行をなかなかクリアできなかったりなど、教習所を卒業するまでに大変苦労しましたので、何か記録を残したいと思い、ブログを書くことにしました。初めてのブログなのでおかしな点があるかもしれませんが、温かい目で見ていただけると幸いです。
1.車両感覚の無さに撃沈
車両感覚とは、車に対する前後左右の距離感のことです。私はこの距離感が全くつかめませんでした。私は右寄りだと思っていても実際はすごく左に寄っているということもしばしばありました。父に協力してもらい、車両感覚を身につける練習もしましたが、あんまり効果はありませんでした。車両感覚を身につけるのは、私にとって本当に難しいことでした。
運転が全然上手くできず、MT操作やS字でつまずいていた時は毎日のように泣いていました。大学受験の時よりつらかったです。しかし、両親の支えもあり、なんとか自動車学校に通い続けることができました。
2.MTからATへの変更
私はスポーツカーが運転できるようになりたいと思っていたので、最初はMT免許をとる予定でした。夏休みのMT車短期コースを選択しました。しかし、いざ教習を受けてみると、全然できませんでした。MT車は腕も足も同時にフル活用しなければならないのですが、私は頭がこんがらがってしまいました。以前ピアノを習っていたので、腕と足を同時に動かすことはできるだろうと思っていましたが、全くできませんでした。成長の兆しが見えず絶望しました。短期コースでかなり詰め込まれたスケジュールだったことも、メンタルダメージに拍車をかけました。そして、MTは諦め、AT免許をとることに決めました。教習所に通い始めて3日目のことでした。
MTからATに変えるには、事務的な手続きが必要とのことで、1週間待たされました。その間は技能も学科も受けられなかったので、かなりタイムロスのように感じました。AT教習は、MTでやったところの続きから始まりました。また、短期コースではなくなりましたが、元短期コースということで、スケジュール面では優遇していただけたようです。
MTが全然上手くいかない!という人は、MTを諦めてATにするというのもアリだと思います。
技能で苦戦したポイント
1.カーブ
右側に寄ったり左側に寄ったり、日によって違いました。対向車とぶつかりそうになる方向(右側)に寄ると結構怒られます。「事前に縁石の形を見てそれに沿うように」「カーブの始まる位置に前輪がきてからハンドルをまわす」と言われましたが、全然できませんでした。
カーブの時、ハンドルを戻し始めるタイミングは早めの方がいいと思います。
2.クランク
「縁石が運転手席(もしくは助手席)のこの位置に見えたらハンドルを全部まわす」と決めていました。その位置は、練習するうちにだんだんわかってきました。
3.S字
1番苦戦しました。S字をクリアするまでに7時限かかりました。修了検定はS字で失敗し1回不合格になりました。
いろんな助言をいただきましたが、「左カーブのとき左前輪が道路の真ん中を進むようにする→ハンドルをキープ→右前輪が道路の真ん中に来る→右カーブなので右前輪が道路の真ん中を進むようにする→ハンドルを戻す」が最も効果がありました。
どのタイヤが縁石にぶつかっているか分からないということが多々ありましたが、大抵の場合、カーブの内側の後輪がぶつかっています。
4.黄信号
黄信号のときは、基本的には止まらなければいけませんが、急ブレーキになりそうならそのまま進んでもよいという決まりがあります。私はこの「急ブレーキになりそう」という判断がなかなかできず、迷って止まると大体急ブレーキになっていました。迷うくらいならそのまま進んだ方が良いかもしれません。
5.歩行者確認
私はとにかく歩行者や自転車を見落とすことが多かったです。指導員の方が補助ブレーキに足を置く音を聞いて、人がいるのかな?と周りを探し、歩行者を見つけるということもありました。私はまず横断歩道を見落とさないようにし、横断歩道を見つけたら減速して、近くに歩行者や自転車がいないか入念にチェックしました。
おわりに
この記事が少しでも参考になれば幸いです。教習所卒業目指して頑張ってください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。